今日のアーティスト Belle Chen
新しいピアニスト
まず、こちらをご覧ください。
いかがでしたか。ガムランの響きをピアノで再現するなんて・・・! プリペアドピアノといって、ピアノに様々なモノをはさんだりして、音色・響きを変化させたピアノを使っています。
そのほか、YAMAHAのシンセを使い倒している動画や、ライブパフォーマンスまで、いくつか動画があります。 いずれも、立ち現れる音響を生き生きと泳ぐように演奏する姿が、何とも心地よいものです。
このピアニストに出会ったのは、iTunesでながら聴きしているときでした。
Bell Chenを知っているか
あるとき、耳慣れたピアノ曲から、ふと耳慣れない、街中の喧騒のような音が聴こえてきました。もう一度よく聴いてみると、街中の音をサンプリングして、曲の途中で流していることが分かりました。
「何て新しい!」「今まで知っていた曲も新鮮に聴こえる!」
演奏家は「Belle Chan」。私は初めて知りました。
見つからない
俄然興味が湧いてきたので、「Belle Chan」なる人物について調べました。 しかしまぁ見つからないこと。 ということで、どんなアーティストか、Google翻訳を頼りにまとめてみました。
- 1988年8月17日生まれ。イギリスのロンドンを拠点とするオーストラリアと台湾のピアニスト、サウンドアーティスト、プロデューサー。
- 彼女の音楽は、分類できない魅力的なものである。それは、クラシック、アバンギャルド、ワールド、エレクトロニカ、サウンドアートのジャンルの奇妙なブレンドのようだ。
- 予測不可能な音楽のアプローチにより、聴衆に驚きの要素をもたらすが、実験的、前衛的、世界的なジャンルから引き出されたテクスチャの中で、古典および新古典的な端正な美しさを保っている。
- ライブパフォーマンスでは、複数の楽器、特にアコースティックピアノ、シンセ、メロディカを演奏し、ラップトップで電子楽器をサンプリングして音を見つけていく。
心に残った言葉
インタビュー記事で、彼女の言葉がありました。
私はすべての音に美しさがあると固く信じています。ホワイトノイズ、救急車のサイレン、子供の泣き声など、日常の音でも不安を感じることがあります。これらの音の文脈を取り除き、再文脈化すると(おそらく、繊細な旋律の線に沿って配置するか、ピアノを通して音を調和させることによって)、それらは非常に美しくなる可能性があります。
ピアノを通して、全ての音を美しく変換する彼女の動向に目が離せません。